桜宮日記

2007年4月に生まれた愛娘・K子の育児や、年下のダーリンとの結婚生活を中心に、日常を気ままに書いて行きたいと思います。2011年8月に家族が増えました♪

1日目

彼が一泊二日の日程でやってくるその日の朝、私は空港で彼を待っていました。
動きやすいように黒のパンツスタイルの上に淡いピンクのショートコート、スニーカーという軽装にノーメイク。
もともと、化粧はほとんどしません。
朝、その日の服装と、外見年齢は20歳前後、153㎝と小柄な体つきで腰まである黒髪が目印、とメールで伝えた上で、空港の彼が乗ってきた飛行機の出口で待っていました。

昨日書いたように、占い師などをしているせいか、私はかなり勘がいいようです。
以前、同じように空港で初めて会う人を待っていたとき、年齢と性別しか聞いてなかったにも関わらず、なぜか一発でその人を見分けた経験があります。
理由を聞かれても、自分でもよくわかりません。なんとなくそう思ったとしか言えません。

でも、いつもそんな感じなので、あまり心配はしていませんでした。
しばらく待っていると、ぞろぞろ人が降りてきました。
その中に、彼らしい人を見つけ、彼も一度こちらを見たのですが、なぜか近づいてきません。
それに、写真とはずいぶん雰囲気が違います。
人違いかと思っていると、彼は私に背を向け、何やらごそごそとしている様子。
「?」
と思っていると、私の携帯にメールが。
「着きました。どこですか?」

ちょっと待て、と思いました。
降りて来る人はたくさんいますが、待ってる人は数人しかいません。
どう見ても、私と同じ容貌や服装の人は周りにはいませんでした。
それに、彼は目はいいほうだと言ってました。
そのままずかずかと近づいて、背中を叩き、振り向いた彼の目の前にそのメールを突きつけました。
彼は苦笑い。
「初めまして」
はにかんだ様な笑顔は、写真とはずいぶん違いました。

まず、髪は真っ黒。茶色がかって見えたのは、どうやら光線の加減だったようです。
写真ではずいぶん美形に写っていましたが、写真うつりがいいタイプのようで、かの大女優、オードリー・ヘップバーンに実際に会った人の言葉を思い出しました。

「映画だとすごい美女だと思ったけど、実物を見るとびっくりするくらい目も口も大きいんだよね」

そのときはぴんと来なかったけど、なるほど、こういうことかと納得してしまいました。
全然ホスト系ではなく、普通の兄ちゃんでした。

そしてどうやら、びっくりしたのは彼も同じだったようです。
「姉さん(この頃、彼は私をそう呼んでいました)、本当に俺より年上なんですか? 18くらいにしか見えないんですけど

彼はこのとき、まだ20歳でした。
でも、人間というのは、自分を基準に考えるものです。
彼は自分を基準にして、私を自分より年下に見えると判断したのです。
ほんのしばらく前、栄養指導に行った中学校の3年生から、
「姉ちゃん、18くらい?」
と言われたときよりショックでした。
同じ18歳でも、15歳の子に言われるよりも、20歳の子に年下扱いされるほうがずっとショックでした。
若く見られるのならいいじゃないかと思われるかもしれませんが、四捨五入したら三十路になるというのに、18歳扱いはツライです。

「海沿いを案内したときに、海に突き落とすか……冬の海は冷たいよな」
そんな根暗いことを考えてしまいました。
波乱の二日間の幕開けでした。

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